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「かなめ…かなめ…今すぐ君の声が聞きたい。」
まっすぐな目をして 真剣に話す宗介。 「んー?そーすけぇ??」 手を伸ばして頬にふれる。 頬から唇に指を這わせ 柔らかさを確かめる。 そして満面の笑みで一言。 「おかえりぃ…寂しかったぁ…」 仕事終わったの? 怪我しなかった? おなか空いてる? シャワー浴びた? いっぱいあるのに言葉が出ない。 優しく頭をなでてくれて 頬やおでこにキス。 心地いい。 このまま時間が止まればいいのに… 「そーすけ…だぁいすき…」 「…ど…さん!千鳥さん!」 肩を揺さぶられ、かなめはがたがたっと音を立てて椅子から立ち上がった。 「!!」 目の前には担任の先生。 そしてみんなの目が集まっている。 「低血圧なのは分かるけど、自習時間に寝ちゃだめでしょ!」 「…学校…」 「そうよ~まったく貴女らしくないわね。」 「す…すみません」 「さっきの寝言も…若いっていいわね…」 ぶつぶつと呟きながら先生は職員室に戻っていった。 「ね…寝言?」 「千鳥…その…具合でも悪いのか?」 「!!」 後ろから宗介の声 さっきの彼を思い出す。 (うそ!あれ夢!?やだ!寝言ってた…?!まさか!) 「ち…千鳥」 「なっなによ!」 「なっなんでもない!気にしないでくれ!」 「何でもないってなによ!!」 「いやっ…その…」 やたら顔の赤い二人は周りの目も こっそり恭子に写真を撮られてることも気が付かない。 (かなちゃんにさっきの事言ったら爆発しちゃうかなぁ) しかしいいものが撮れたと 少し離れたところで恭子は笑った。 デジカメの中には珍しい表情の宗介とかなめ。 「仲良しさんだねっ!かなちゃん」 「ちっちがうわよ!」 (夢は願望が現れるんだよなんて 今のかなちゃんには言えないけどね。) はいはいと笑う恭子は一人そんなことを思った。 END * かなちゃん(ノ∀`) 学校で居眠り出来ないタイプだと思いつつ やっぱり夢みてもらいました(笑) 次は軍曹さん目線で同じ話書きたいですw PR |
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