" /> 彼夢 小説置き場 忍者ブログ
  • 2025.06
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2025.08
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2025/07/19 19:58 】 |
彼夢
「かなめ…かなめ…今すぐ君の声が聞きたい。」

まっすぐな目をして
真剣に話す宗介。

「んー?そーすけぇ??」

手を伸ばして頬にふれる。
頬から唇に指を這わせ
柔らかさを確かめる。

そして満面の笑みで一言。

「おかえりぃ…寂しかったぁ…」

仕事終わったの?
怪我しなかった?
おなか空いてる?
シャワー浴びた?

いっぱいあるのに言葉が出ない。

優しく頭をなでてくれて
頬やおでこにキス。

心地いい。
このまま時間が止まればいいのに…
「そーすけ…だぁいすき…」



「…ど…さん!千鳥さん!」

肩を揺さぶられ、かなめはがたがたっと音を立てて椅子から立ち上がった。

「!!」

目の前には担任の先生。
そしてみんなの目が集まっている。

「低血圧なのは分かるけど、自習時間に寝ちゃだめでしょ!」
「…学校…」
「そうよ~まったく貴女らしくないわね。」
「す…すみません」
「さっきの寝言も…若いっていいわね…」
ぶつぶつと呟きながら先生は職員室に戻っていった。

「ね…寝言?」
「千鳥…その…具合でも悪いのか?」

「!!」

後ろから宗介の声
さっきの彼を思い出す。

(うそ!あれ夢!?やだ!寝言ってた…?!まさか!)

「ち…千鳥」
「なっなによ!」
「なっなんでもない!気にしないでくれ!」
「何でもないってなによ!!」
「いやっ…その…」

やたら顔の赤い二人は周りの目も
こっそり恭子に写真を撮られてることも気が付かない。

(かなちゃんにさっきの事言ったら爆発しちゃうかなぁ)

しかしいいものが撮れたと
少し離れたところで恭子は笑った。

デジカメの中には珍しい表情の宗介とかなめ。

「仲良しさんだねっ!かなちゃん」
「ちっちがうわよ!」


(夢は願望が現れるんだよなんて
今のかなちゃんには言えないけどね。)

はいはいと笑う恭子は一人そんなことを思った。


END

*
かなちゃん(ノ∀`)
学校で居眠り出来ないタイプだと思いつつ
やっぱり夢みてもらいました(笑)
次は軍曹さん目線で同じ話書きたいですw
PR
【2011/04/30 11:58 】 | フルメタ宗かな | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
<<七夕 | ホーム | 居場所>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














虎カムバック
トラックバックURL

<<前ページ | ホーム | 次ページ>>