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【2025/07/18 21:14 】 |
はじめに☆必読☆
ここはかづきの運営する
フルメタルパニックのファンブログです。

主にフルメタ二次創作の小説を置いています。

フルメタルパニックの原作者様及び出版社様その他関係者様とはいっさい関係ありません。

小説の内容は基本的に宗かなです。
それ以外の宗介絡みのカップリングは書いていません。
イラストも同様です。

小説のジャンルに家族とありますが、個人的設定を参照にして下さい。

小説は最新が先に来ていますので最初から読む場合は遡って下さい。

いかなる理由があろうと誹謗中傷は許可しませんのでご遠慮ください。
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【2020/01/01 00:01 】 | 個人的な設定 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
個人的な設定
はじめまして、かづきです。

このブログはフルメタの宗かな小説置き場です。

完結後はかづきの想像が暴走して成り立ってますのであしからず
フィクションです!!←当たり前


家族について説明
相良家

*相良宗介
いわずもがな軍曹さん
実は少佐にランクアップしている。
ぱぱのお仕事は相変わらず第2ミスリル(崩壊後いろんなつてで傭兵育成機関として復活してる設定。)にて教育係件凄腕軍人さん。
表向きは普通の会社

*相良かなめ
いわずもがなかなちゃん
高校卒業後神代大学に入学
(ちなみに宗介も一応入学卒業ずみ)
22で結婚、出産。
一人娘と宗介を躾じゃない育てながら日々生活中

*相良藍奈
宗介とかなめの一人娘
黒髪のロングだがぱぱのくせっ毛を受け継いでいる。
基本はかなちゃんよりの性格だがちょっとしたところでぱぱ似という感じ。
マデューカスおじさんがにがて(ぱぱをいじめるかららしい)


第二ミスリル

*社長テッサ(笑´∀`)
相変わらず宗介らぶだが娘の藍奈ちゃんがかわいくて仕方ない。
藍奈ちゃんにテッサちゃんと呼ばれたいために日々藍奈ちゃんにアプローチしてるが藍奈ちゃんにも大佐殿と呼ばれている。

*副社長マデューカスさん
相変わらずテッサの補助&保護者をしている。
おじいちゃん役に抜擢され少々不服ながら藍奈に懐いてもらおうとがんばっている。
テッサに連れられ相良家によく通っているが藍奈には懐かれず一人寂しい気分になっている。

藍奈に懐いてもらえるともれなくテッサがついてくる的な(笑´∀`)

*ぶんた
相良家のマスコット。
柴犬(赤毛)♂
人懐っこいが成長と共にだんだん軍犬のようになっていく。
藍奈のお兄ちゃん件遊び相手
ぶんたも藍奈が大好きです。

今の所こんな感じです(笑´∀`)
【2020/01/01 00:00 】 | 個人的な設定 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
キャンプ☆16
何故この場にいない大佐殿の名が出てくるのだろう。
と、以前の宗介なら思っていただろう。

しかし今の彼は少しだけ理解していた。

千鳥はまだテッサに嫉妬しているのだと。

「面倒だなど君への気持ちを理解した後は思ったことはない」

はっきりと千鳥に向けて言葉を紡ぐ。

「…嘘だ」
「任務だと思っていた頃は無くも無いが」
「…」
「だが気持ちを理解した後は無い。一度もだ。」

真っ直ぐ千鳥を見ながら宗介は紡ぐ。

「…本当?」

伺うように顔を上げる千鳥に大きく頷いてやる。

「そっか」

少し安心したようで軽くはにかみながら宗介が差し出したコーヒーを受け取る。

「そーすけ」
「なんだ?」

--ぴとっ

「----っ!?」
「ちょっとだけ…こうしてて」

正面から千鳥が宗介の肩に顔を埋める。

そして

「ありがと」

ちゅっ

「!」

頬に柔らかい感触
甘い女性独特の吐息
柔らかい千鳥の声
目を合わせば照れてはにかむ
その笑顔


全てが愛おしい。


「ー--んっ」

気が付けば宗介は千鳥の唇に自分の唇を重ねていた。


宗介が千鳥の正面に居たためちょうどみんなからは見えない。

見えてないしいいよね
宗介からなんて
珍しいなぁ

なんて思いながら千鳥も
その甘い口づけに酔いしれる。

長いようで短い口づけの後
二人は目を合わせ幸せすぎて笑う。
もちろん宗介の笑顔は千鳥にしかわからないくらいささやかだが
それでも千鳥は充分だった。


「かなちゃん?いいことあったでしょ」

輪に戻った千鳥に響子がニヤニヤしながらつついていた。
さあ吐け!と小野Dと稲葉に詰め寄られ

なんでもないわよっ!

と言いながら逃げる要は幸せオーラ全開で
クルツとマオは若いねぇと笑った。



夜も更け、遊び疲れて眠ってしまった友人達と
可愛い恋人と
気を許した仲間と--

今までなら考えた事も無い幸せの形をかみしめ
アルに警戒指示をした後宗介も目を閉じた。



続く
【2012/08/29 02:46 】 | フルメタ宗かな | 有り難いご意見(0)
キャンプ☆15
盛り上がる仲間を後目に
宗介は輪の中に帰ってこないかなめの方を見た。

なんだか弱々しくて
すぐにでも側に寄りたい
だがマテをされている状況でそれを無視していいのか
悩んでいると耳に聞き慣れた電子音が流れた。

少し電話してくると輪を離れ
入り口の方へと足を向けた。


『相良軍曹―本部より通信です。』
「繋いでくれ。」

耳に装着した小型通信機に触れると待機中の仮機体と接続しているアルの声が聞こえた。

この状況で通信が入るとは…
何かあったのだろうかと少し身構える。

『―サガラか。』
「は。どうしました大尉。」

通信してきたのはクルーゾーだった。

『ちょっと面倒なことになった』
「と、いいますと?」

『…マオはいるか』
「は?」
『マオとクルツだな。明日朝一で戻らせろ』
「撤収は明日の夕方のはずでは」
『サガラは予定通りそのままエンジェルと友人を送り届けろ。クルツとマオは朝一だ。わかったな』
「はぁ。」
『まったく…私では手に負えん』

深いため息をつくクルーゾーが容易に想像できる宗介はなんとなく頬を掻いた。


結局内容は教えてもらえず
とりあえずマオとクルツに用件を伝えると二人は苦笑してわかったと頷いた。


かなめはまだ膝を抱えている。

どうしたもんかとオロオロしていると
見かねた稲葉がさっさと行けと背中を叩いた。

稲葉いわく
「あれは来てくれるの待ってるわよ。ぜぇーったいね!」
らしい。
女ってそんなもんなのよ!と稲葉は笑い常盤も早く早くと背中を押した。

温かいコーヒーを一杯もらいそっとかなめに近づいた。


「千鳥。コーヒーを飲むか?」

--ビクッ

肩が揺れる。

「どうした?」

かなめの正面に腰を下ろし伺うが顔をあげる気配がない。

どうしたものかと宗介は--ふぅ。と軽くため息をついた。

「…面倒だなって思ったでしょ」「なに?」

やっと聞けた千鳥の声は
小さくて掠れていた。

「ため息。」
「さっきのか」
「…面倒だなって思ったでしょ」

繰り返し紡がれる言葉

「わがままで偉そうであたしテッサみたいに素直じゃない」

顔を伏せたままかなめは小さな声で呟いた。

「いつも早とちりしてそーすけ困らせて」

だから
あたしのこと
面倒だなって思ったでしょ

最後は聞き取れるかどうかというほどの小ささで。

千鳥は静かに泣いているようだった。


続く
【2012/06/01 02:05 】 | フルメタ宗かな | 有り難いご意見(0)
キャンプ☆14
「一応言っとくけどソースケの申請は正しいのよ」

マオは少し困ったような顔でかなめの頭を撫でた。

宗介は観念したのか仲間達と少し離れた場所でトランプを始めた。
クルツが大富豪のやり方を説明している。

「例え囁きが聞こえなくてもその刻まれた知識をねらう輩は多いわ」
「…ん」
「だからはじめ殆ど全員が反対した。勿論テッサもあたしもクルツもね。」
「…」
「だんだん会社が安定して技術も戻りつつあるけどまだ昔ほどミスリルは力はないわ」
「やっぱり…わがままだったんだ」

なんとなくマオが言いたい事を察したかなめは膝を抱えて頭を伏せた。

そんなかなめの頭を撫でながらマオは続けた。

「でもねソースケが」
「ソースケ?」

少し顔を上げて下からマオをみるかなめ

ちくしょう上目遣いとかかわいすぎるじゃないのよ
と内心撫でくり回したくなりつつ頭を撫でる事で我慢しつつ先を続けた。

「ソースケがね。たまにはカナメにも前のように過ごせる日をやりたいって」
「!」
「俺が守るから行かせてほしいって頭を下げたのよ」
「そーすけ…が」

吃驚したように目を大きく開きマオを見つめるかなめ

「だからテッサが折れたのよ。その代わりにこの警備つけるっていう条件付きで」
「…」
「さっきの副社長の話は半分は嘘よ。怒ってるのは警備過剰ではなくその警備と引き換えに本部が手薄になるからよ」
「そっか…」
「まぁなんだかんだであのジジイ。テッサが心配なのよ。テッサもねらわれない保証はないからね。だから機体は回収で明日撤収よ」

だいたいここはミスリルの土地なんだからソースケとソースケの仮機体だけで十分よ

と笑うとマオはビールを一気に流し込んだ。

「そんな顔しないの。だからソースケは言わなかったのよ」
「ん…ごめん…ね」

また顔を伏せたかなめに肩をすくめ、頭を一撫でするとマオは皆の方へ戻ってしまった。




わがままだなぁあたし
伏せたままため息をつくかなめはテッサの事を思うと申し訳なくて胸が痛んだ。

テッサだって
こうやって遊びたいのに
彼女は結局一番の責任者だから
あたしみたいにわがまま言いたくても言えないのに

なんだか恥ずかしくて
自分が情けなくて
涙が出そうだった。


続く
【2012/05/31 02:50 】 | フルメタ宗かな | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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