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【2025/07/22 19:38 】 |
居場所
「おい!ウルズ7応答しろ!おいソースケ!」

クルツの声がする。
返事をしようとしたが体が動かない。

体が重たい。

「ソースケ!」
「宗介!もうすぐ救助部隊がくるわ!それまでがんばりなさい!」

救助部隊…?

なんだか眠いんだ。
もう…このまま…

ドォオン!バスン!
周囲で爆発音が鳴り響く。
機体がきしむ音がする。

「っ…!」

痛みが戻ってきた。

腕がもげそうに痛い。
頭が割れるように痛い。

痛みのおかげで意識が戻ってきた。

「アル…損傷報告を…っ…!!!!」
体を起こそうとした瞬間背中に激痛が走る。
息が出来ない!
そうだ。
たしか奇襲攻撃を受けて…


マオ、クルツ、俺の三人に奇襲が仕掛けられた。
なんとかラムダ・ドライバを発動させ前方位は防げたものの
さすがに全範囲は防げなかった。
それぞれがバラバラにされ
今どこにいるかわからない。

「大丈夫ですか軍曹殿」
「俺は…損傷報告…と言ったはず…だ」

画面に出る損傷報告を見ながら
頭をフル回転させる。

「ケ…ソースケ!聞こえるか!」
「クルツ…か」
「気が付いたか!今ダナンが沿岸に着てる!5分後に浮上するからそれまでになんとか沿岸に行くぞ!」
「りょ…了解した!」
「あんたたち!行くわよ!!」

いつの間にか二人は俺を見つけ接近していた。
何をやっているんだ俺は!足手まといではないか!

マオがありったけの弾を撃ち続ける。
クルツが俺に肩を貸しながら走る。
機体が揺れる度意識が飛びそうになる。

「くたばるなよ!お前がくたばったら俺がエンジェルを貰っちまうぜ!」

クルツが軽口をたたいた。
「いいよなぁ現役高校生だぜ~!
柔らかいんだろうなぁ~恥じらっちゃったりしてさぁ~」

千鳥…
そうだ。俺は約束した。

「断固…拒否する!!!」

「早く帰ってきなさいよね!」

不安を押し込めながら精一杯元気に見送ってくれる彼女が思い浮かぶ。

そうだ。
こんな所で終われはしない!!

「クルツ!マオ!一気に駆け抜ける!」
「いきなり元気ね!流石はエンジェル!名前だけでこうとは」
「はいはい…まったく…しかたねえな!!」

俺は死ねない。
今は

帰る場所があるから。


END
*

戦闘シーン苦手なんです(´Д`)
でも本当はクルツに宗介が「誰が千鳥をお前なんかに渡すものか!」と叫んで欲しい私。
宗介には無理かw
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【2011/04/27 20:24 】 | フルメタ宗かな | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
贈り物
今日は暑いわねー
なんて呟きながら洗濯をしているかなめ
足下には小さな柴犬が丸まっている。

さっき買い物に出かけた時にこの小さな生き物に出会った。
夏の強い日差しを体に受け
体中ゴミや泥だらけのこの子はそんなことは気にせず、いきなりかなめの前にキラキラした目を見せながら飛び出してきた。

誰かさんによく似てんのよね…

結局マンションまで付いてきてしまったので、仕方なく部屋に入れたのだが汚いので風呂場で洗ってやったのだ。

暫くかなめと部屋でばたばた遊んでいたが今はかなめの足下でくつろいでいる。

茶色い毛が風でふわふわしている。

(大家さんに相談しようかな?あいつはだめって言うかな?いや飼うって言ったら了解したで終わるかな…)

かなめの後を柴犬もちょこちょことついてくる。

(なんだかくすぐったい。)
かなめは微笑みながら洗濯物を畳んでいく。

暫くしてバラバラバラバラと外に大きな音が響いた。

「帰ってきたかな?」

ソファーで柴犬とお昼寝をしていたかなめは犬を抱き上げると玄関に向かった。

ガチャ-
「む。かなめ、ただいま」
「そーすけ、おかえり」

そして
「あんっ」
と柴犬が鳴いた。

「?かなめ…この犬は?」
「新しい家族よ」

かなめは宗介に柴犬を渡すと、夕飯の支度に取りかかった。

(きっと彼は許してくれる。
無愛想で無表情だけど
だれよりも優しい彼だから。
捨ててこいなんてきっと言わない。)

「ふむ。了解した。」
(ふふ…ほらね。)
「名は?」
「まだよ~」
「ふむ。今日からお前はぼんたくんだ。」

ガシャン-
危うく割るとこだった…

「ちょっと!ダメでしょ!」
「だめか…」

犬をしたに降ろし、荷物をかたしながらうーんと考えている。
宗介の足下には柴犬。

(なんだか可愛いわね。)

「よし。ぶんたにしよう。強くなれぶんた。」
「えーなんか…菅原文太みたい…」
「あんっ!」

宗介に抱き上げられ嬉しそうにぶんたは鳴いた。

(まいっか。返事してるし。)

「ぶんた。パパと遊んでてね。」
「パパ?」
「あんたの事よ。おめでとう。パパ」

本日の本題はこちらだったりしたのだが
ぶんたを抱き上げた宗介が言葉を理解するまではほっとこうとかなめは笑った。


END

*
なんか…こぅ…
もうちょっとなんとかなったはず(;´д`)

取りあえず家族増えました(笑)
【2011/04/25 12:20 】 | フルメタ:宗かな:家族 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
軍曹の災難
「そーすけぇ」
「ち…千鳥っ」
白い肌を露わにしながら彼女はゆっくりとこちらへと歩いてくる。

彼女が歩く後ろには
一枚…また一枚と身につけていた衣服が落ちてゆく

「そぉすけぇ…」
「ち…千鳥っ落ち着いて話をしよう。まずいったん手を止めてだな…」

自分でも大量の汗をかいているのがわかる。
(まずい。)
千鳥は何が可笑しいのかクスクスと笑っている。
どこに目をやっても白い肌が見える。
辛うじて残っているのはスカートと後ろがはずれてしまいただ被さっているだけのブラだけだ。
(何故こんなことに!)

いつも通りミスリルの任務から帰宅したら扉の前には千鳥が座っていた。
眠そうにしていたが右手に一升瓶をつかんでいたのが目に入り、とりあえずセーフハウスに招いたのだが…

シャワーを浴びてる間に一升瓶が空になっていたのは誤算だった。

出てきた俺をみた千鳥の一言
「そぉすけぇ…あらひもいっひょにはぃるぅ」
そして今に至る。

(まずい!追い詰められたら俺は勝てないかもしれない!…まて!勝てないとはどういうことだ?!…何と戦うんだ俺は!千鳥か?!いや千鳥は護衛対象であって、敵でははい!だがなんだ!?この焦りは!?だいたいなぜ千鳥が酒などのんでいるのだ!?)

背中に冷たい感触

(まずい…玄関だ…)

幸い服を脱ぐのをやめたらしい千鳥がぺたんと座り込んだ。

(そのまま寝るか?)
千鳥を暫く見ているとぽやっとこちらを見ている
そしてまたニコニコしながらこちらに四つん這いで向かってきた。

(―ッ!!まずい!見るのも無理だ!)
諸事情で立ってられなくなった俺は上を向いて玄関に座り込んでしまった。

重力の関係でふくよかな二つの胸が一層強調されている。
しかも隠していたブラは動く度ずれ、目の前にくる直前に床に静かに落ちた。

「ふふっ…そぉすけぇちゅかまぇた」

どうにも出来ず
とうとう玄関で捕まってしまった。
柔らかい彼女の体が俺にすり寄ってくる。
頭が痺れて何も考えられなくなる。

体が熱い
汗が止まらない

顔を
目を
彼女が見れない

もう
限界だ!!

がばっ
ばさっ
ずぼっ

「わひゃっっ!」

目を閉じたまま着ていたTシャツを脱ぎそのまま千鳥の頭から着せる。

「やっ!あちゅぃいぃい!」
「一升も酒を飲むからだ!大人しくしてくれ!」
バタバタ暴れる千鳥を抱き上げとりあえずベッドの上にあわてて投げる。もちろん衣服も忘れずに。

そのまま寝室の扉を閉め開かないように固定した。

しばらく暴れていた千鳥も1時間したら大人しくなった。

そっと様子を見たら気持ちよさそうに寝ていた。

はぁ。
とため息をつき俺は朝まで眠れなかった。

もちろん次の日顔を真っ赤にさせた千鳥にボコボコにされたのは言うまでもない。

電話でクルツにはさんざん勿体ないだの意気地がないだのと言われ散々だった。

監視カメラを設置していた件は誰にも言わないでおこうと俺は心にちかったのだった。




END
*むっつり軍曹さん(笑)
あえてそういうことを考えないようにしてるところもあると思う!
特にかなちゃん達と行動して少しずつ理解してきて…的な(ノ∀`)
かなちゃんには一升瓶がにあいます(笑)
【2011/04/23 23:01 】 | フルメタ宗かな | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
遊園地
「ぱぁぱっ!ぼんたっ!」
「藍奈。呼び捨てはいけない。ぼんたくんだ。」
「ぼんたっ!」

ぱたぱたぱた
かわいい音を立てながら藍奈が着ぐるみのぼんたくんに走り寄っていった。

「藍奈。走ると危ないぞ。」

宗介が後を追って走っていった。

今日は日曜日
宗介も休みだし、せっかくだから3人でふもふもランドに遊びに来た。

4日ほど家にいなかった宗介はここぞとばかりに藍奈と戯れている(かなめにはわかるが端から見るといつもと変わらない)

昨日の夜はまぁ久しぶりに珍しく宗介から甘えられて…
あぁんなことやこぉんなことまで…って
んもぅっ恥ずかしいっっ
全くもー顔にでてなかったかしらっ…
ぶつぶついいながら顔を抑える。

「まぁま…おかおあかいぉ」
「どうしたかなめ。熱でもあるのか?」

藍奈を抱き上げいつの間にか宗介が戻ってきていた。
二人でかなめの顔をのぞき込んでいる。

「べっ…別にっっなんでもないわよ!うはっうははははは!」

藍奈の純な目が今は痛いわ…

その後は藍奈の大好きなぼんたくんショーや乗り物に乗ったり
宗介が藍奈と飲み物を買いに言ってる間にかなめが三人組にナンパされたり
その三人組を泣いて謝るまで大量の火気武器装備で宗介がどついたり
(その間かなめと藍奈は離れた売店でアイスを食べていたが)

気がつけば夕方。

観覧車に乗っている間に藍奈はかなめの膝の上で寝てしまった。

「よく寝てるわ~」
「ふむ。今日はよく遊んだからな。疲れたのだろう。」
「あんた…あの三人組…どうしたのよ」

藍奈の頭を撫でながら少し責める目を宗介に向けてみる。

「かなめを連れて行こうとしたのは事実だ。許せんからな。二度と近付かないと言っていたがああいう輩は信用できん。やはりもう一度…」
「あぁもういいわよ!藍奈の前であまりやらないでよね~」
「うむ…気をつけよう」

気がつけば観覧車は頂上に来たようだ。

「ここはいつ来てもいいわね」

夕日に照らされる三人

「きぇいだね」

いつの間にか起きていた藍奈が笑っていた。

「そうだな」

宗介にとってもかなめにとってもここは特別な場所だった。

観覧車から降りると周りは暗くなっていた。

「さぁて…今日は何食べようか」
「おにく!」
「ふむ。野菜もちゃんとたべるんだぞ、藍奈。」

どこにいてもこの三人なら幸せよね。



END
文字数ギリ!(笑)
しかも終わり方微妙!
【2011/04/23 19:50 】 | フルメタ:宗かな:家族 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
太陽
「まぁま」
小さなかわいい声がする。
んーもう少し寝たいけど…これはあれだ。
そう遊んでの合図。

小さな暖かい手でぺたぺた触る我が愛娘…今年4歳になった藍奈。

「まぁまっ」
んーでもまだ目覚ましなってないよ
ふわふわしたままその手を軽く握る。


隣でごそっと動く気配がする。

「ん…どうした藍奈」
あ。
宗介の優しい声がする。
あいつこんな声出せるようになってたんだなぁ…しみじみ。

「ぱぁぱっまぁまがおめめあけてくれないっ」
「大丈夫だ、息はしている。問題ない。」
「そーじゃねぇわよ…」
ついつっこんじゃったじゃないの…

あー…うー…
とか言いながら
宗介の膝にすり寄る。

あ。
緊張した。
まだ慣れない愛しの旦那様は
ぎこちないけれど優しく頭をなでてくれる。

絶対愛しの旦那様なんて言わないけどね。

「ぱぁぱっあたしもっ」
藍奈が宗介の膝によじ登る。

「むう…。これでは身動きがとれん。」

嫌そうではないから
本当は嬉しいのだろう。

「宗介もう少し…ねよ…」
「あいなもっぱぱとままといっしょにいりゅ」
「そうだな。」

気持ちいい風と日差しを一杯浴びて
今日も相良家は平和です。





END



*
ほんわか相良家もえ(ノ∀`)
藍奈ちゃんはぱぱとままが大好きです。
【2011/04/23 02:37 】 | フルメタ:宗かな:家族 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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