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「おい!ウルズ7応答しろ!おいソースケ!」
クルツの声がする。 返事をしようとしたが体が動かない。 体が重たい。 「ソースケ!」 「宗介!もうすぐ救助部隊がくるわ!それまでがんばりなさい!」 救助部隊…? なんだか眠いんだ。 もう…このまま… ドォオン!バスン! 周囲で爆発音が鳴り響く。 機体がきしむ音がする。 「っ…!」 痛みが戻ってきた。 腕がもげそうに痛い。 頭が割れるように痛い。 痛みのおかげで意識が戻ってきた。 「アル…損傷報告を…っ…!!!!」 体を起こそうとした瞬間背中に激痛が走る。 息が出来ない! そうだ。 たしか奇襲攻撃を受けて… マオ、クルツ、俺の三人に奇襲が仕掛けられた。 なんとかラムダ・ドライバを発動させ前方位は防げたものの さすがに全範囲は防げなかった。 それぞれがバラバラにされ 今どこにいるかわからない。 「大丈夫ですか軍曹殿」 「俺は…損傷報告…と言ったはず…だ」 画面に出る損傷報告を見ながら 頭をフル回転させる。 「ケ…ソースケ!聞こえるか!」 「クルツ…か」 「気が付いたか!今ダナンが沿岸に着てる!5分後に浮上するからそれまでになんとか沿岸に行くぞ!」 「りょ…了解した!」 「あんたたち!行くわよ!!」 いつの間にか二人は俺を見つけ接近していた。 何をやっているんだ俺は!足手まといではないか! マオがありったけの弾を撃ち続ける。 クルツが俺に肩を貸しながら走る。 機体が揺れる度意識が飛びそうになる。 「くたばるなよ!お前がくたばったら俺がエンジェルを貰っちまうぜ!」 クルツが軽口をたたいた。 「いいよなぁ現役高校生だぜ~! 柔らかいんだろうなぁ~恥じらっちゃったりしてさぁ~」 千鳥… そうだ。俺は約束した。 「断固…拒否する!!!」 「早く帰ってきなさいよね!」 不安を押し込めながら精一杯元気に見送ってくれる彼女が思い浮かぶ。 そうだ。 こんな所で終われはしない!! 「クルツ!マオ!一気に駆け抜ける!」 「いきなり元気ね!流石はエンジェル!名前だけでこうとは」 「はいはい…まったく…しかたねえな!!」 俺は死ねない。 今は 帰る場所があるから。 END * 戦闘シーン苦手なんです(´Д`) でも本当はクルツに宗介が「誰が千鳥をお前なんかに渡すものか!」と叫んで欲しい私。 宗介には無理かw PR |
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