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「違う!資格とか…そういうんじゃない!あたしは!」
「千鳥?」 「あたしは…ただ…恥ずかしかっただけ…」 消えそうな声で千鳥が呟く。 「嬉しかった。でも皆が見てる前でそんな大事な事言われたくなかった。」 ゆっくり立ち上がってかなめは宗介に近付く。 顔が上げられない。 (面倒な奴だって思われたかもしれない。 どうしよう…本当は嬉しかったのに…。) 涙が溢れてきた。 (あたし今日泣いてばっかり…) 目の前まで来てただ立ち尽くす。 宗介は恐る恐るかなめの体を抱き寄せた。 「かなめ」 「なによ」 「俺は君と一緒にいて良いのだろうか?その…護衛としてでは無く…その…」 「一度しか言わないんだからね。よく聞きなさいよ!」 「りょ…了解した!」 「ずっと…あたしの傍にいて…」 「か…なめ…」 「なによ!」 「それは…つまり…」 「一度しか言わないって言ったでしょ!!」 顔を真っ赤にしたかなめはバッと宗介から離れて叫んだ。 「し…しかし…」 「わかった!?」 顔を真っ赤にさせたかなめが叫ぶ。 「りょ…了解した!」 嫌われてなかったのだと宗介は気付き、急いでこくこくと頷いた。。 「もう…本当に鈍感なんだから…」 それを見たかなめは満面の笑みを浮かべ 「次は許さないから!」 と言った。 「了解した!」 二人して教室に戻るとクラスメイトに根ほり葉ほり聞かれたがハリセンを構えたかなめを前に皆がしぶしぶ引き下がった。 恭子は後で教えてもらえるもんっとうきうきしていたが…。 『へー…ふぅーん。青春だねぇ~』 と言う声が携帯から聞こえるまで宗介がクルツの存在に忘れていたのは言うまでもない。 そして次にダナンに帰還した宗介はほぼ全員のクルーがその事を知っていて祝いだと称して嫉妬と妬みでどつき回されたのだった。 END 長っ(;´д`) 楽しかったですけどね(笑) 書いていったら長くなってしまいました(;´д`) かなちゃんツンデレよく似合うですね(*・`ω・)b PR |
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